なぜ、オフショア投資を資産運用のメインにしているのか。
最近は米国株とか色々言われていますし、私も米国株投資はやっています。
でも、資産運用のコアはオフショア投資です。
その理由を説明します。
一言で言えば、日本の未来だけに賭けるのではなく、世界を活用して生きていくことが弱者(一個人)の戦略としてベストだと思っているからです。
目次
まず伝えたいこと:私は日本が大好きです
まず始めに伝えておきたいことは、私は日本が好きだということ。
日本の良いところを挙げようと思えばいくらでも挙げられますし、好きに理由など無く、単純に日本で生まれ、日本で育った日本人だからかもしれません。
日本を捨てよう!と言うこともなければ思ったこともありません。
世界を活用して金融資産を管理していくことは、それとは全く別のことです。
私達が普段アメリカ製のOSが入った中国製のiPhoneを使っているのと一緒ですね。
良いものがあれば、世界中から探してきて、それを活用するというのが一市民としての戦略になり得ます。
この記事で考えていきたいのは数百兆円の資産を運用する機関投資家でもなければ、四半期レポートを提出しなければならないトレーダーでもなく、一市民、一個人としての戦略です。
そして、日本人として豊かになれる人が増えれば、私が大好きな国、日本は豊かな国になります。
なので活用できる人は活用していけばいいんじゃないかなと思っています。
世界を活用して豊かになる自由が今のところある
残念ながら日本の金融業界は各種規制で固められており、とにかくリスクの無いように、管理しやすいように、そして大手金融機関の利益の出るように設計されており、全くユーザーの方を向いていないと思っています。言語と規制の壁に守られているため、海外では当たり前の商品も日本ではよくわからない高手数料商品に作り変えられていたりします。
香港を始めとした世界の金融業界は世界中のライバル企業と切磋琢磨してサービスを競っています。
もちろん営利企業ですので利益を出すことも競いますが、良いサービスをして、顧客に利益をもたらして、その結果として利益が残る、そんな会社が残るような競争社会だと思います。
日本経済は1990年以来ほぼ横ばいで失われた30年と言われています。
先進国だから成長が鈍化するなんてことはありません。この30年でアメリカもヨーロッパも経済成長し物価も上がっています。
日本だけが現状維持で、その他の世界が上昇してるので相対的に沈没していっているのはどの統計を見ても明らかです。
経済が成長しているということは、だれても資産運用で利益を得られる環境がそこにあるということです。
株価が上がり続けている限り、皆がプラスになることができますかね。
そんな世界の成長を有効活用できる機会が日本人にはあります。
それら、世界でトップのサービスや商品を活用して豊かになる自由は、一市民としては常にあリます。
たまに勘違いされている方がいますが、オフショア商品に申し込むこと自体は日本在住だとしても違法ではありません。
昔は法律に抵触する商品もありましたが、今は違法な契約はできなくなっています。
(なお、日本国内で営業活動を行うことは違法です。セミナーなどの営業をしているところ違法業者となるので長期的に続かないと考えて個人的には避けます)
オフショア商品は国籍や居住国によっては申し込めないこともありますが、日本人は今のところ限られたいくつかの商品を契約することができます。
考えたくないリスクも考えておきたい
これは考えたくないリスクではありますが、日本企業で仕事をして、日本円で貯蓄をするという言わば「日本一極集中」はリスクがあると考えます。
国債発行残高や社会保障負担増加などのニュースを見ても、未来のどこかの段階でお金が足りなくなるような気がしませんか?
さすがに預金封鎖はしないと信じたいですが、数年前にインドで行われた高額紙幣の廃止によるタンス預金のあぶり出しや、為替レートの急激な変化による資産減少などは可能性として考えておきたいものです。(預金封鎖も、日本は経済の歴史の中で数少ない実際に実行した国の一つですが・・・)
今1ドル110円だったとして、これが1ドル300円になる未来が数十年単位で考えたら来る可能性もあるでしょう。
日本の金融機関から海外にお金を送ることが今以上に制限される可能性もあるでしょう。
考えたくはありませんが、ATMからの引き出し限度額が制限されたり、保有資産に課税されることもあるかもしれません。
資産運用の基本の一つは「分散」です。
国籍が日本、雇用主が日本、強みも日本ベース、資産が日本。というのは何も分散になっていないですよね。
年金があることを考えると、これからの投資を全て海外にしたとしても日本国内との半々程度の分散度合いになるはずです。
そう思うと、わざわざ日本円で資産を保有するメリットってどこにもないんですよね。
日本国外の口座に運用益を直接出勤できない日本国内の証券口座も積極的に使う理由がない。
このような観点からも、私は自分で積み立てる資産はオフショア投資を中心にするようにしています。
悲しい失敗例への対策
オフショア投資は世界の成長を取り込んだ世界中で切磋琢磨したサービスを活用できる素晴らしい機会だとお話してきましたが、失敗談を聞くことがあるのも事実です。
正直、これはとても悲しいと思っています。
日本の金融業界も、日本国内で活動する多くのオフショア投資紹介者も、残念ながら顧客利益を優先しているとは思えないような話をよく聞きます。
顧客重視の考え方は、海外でも金融機関は少ないかもしれないのですが、日本は異常に少ないのではないでしょうか。
オフショア投資の相談などを聞いても、残念に思うことが沢山あります。
取りあえず契約が取れれば良いと思っている人からの説明を受け、商品のこともリスクもわからずに契約してしまった例を聞いたときなどです。
オフショア商品はきちんと理解して活用すれば素晴らしいものです。
途中での減額や、積立の停止、そんなことをしてしまえば資産が減少することは契約書に明記されていますし、本来はそのあたりをきちんと理解していて資産形成を一緒に考えてくれる人と取り組めばよいのです。
こちらの記事にも書きましたが、本来、紹介者は大事なパートナーであり投資仲間なはずです。
同じ商品を活用して、それぞれの未来を設計する仲間がいることは本当はとても心強いことですよね。
商品の説明も、英語ですが当然公式サイトに詳しく書かれています。
英語が読めなくても、最近はグーグル翻訳やDeepLを活用すれば内容を把握するくらいは出来るはずですよね。
何かあったらIFAや保険会社に自分で連絡を取ればよい、そういう気概のある人であればオフショア投資はかなり活用できるはずです。
私も一番最初にオフショア投資を始めたときは、色々調べました。
詐欺じゃないのか、安心なのか、どんなリスクが有るのか、紹介してくれた人の目的は何なのか・・・などです。
その後、世界で投資仲間を増やしていき、失敗例もたくさん知り、自信を持って周りの仲間と一緒に資産を増やしています。
30年後に一緒に笑い合える仲間を増やしたく、私もみなさんにとってそういう存在になりたいと思って活動しています。
もう少し踏み込んだ話を最後に
今まではある程度一般論としてお伝えしてきました。
最後に、私が親しい人に伝えている踏み込んだ話も書いておきたいと思います。
今まで書いた話は万人に参考にしてほしいと思う内容ですが、ここから先は人を選ぶ内容です。
まず、日本円で資産を保有するつもりのは本当に辞めましょう。
上でも書きましたが、日本円にフルベットするメリットが全く見えないからです。
- 年金や社会保障という資産があるのは日本
- もし仕事が無くなったときに働くのは日本
という形で、日本国籍を持っているだけでかなりの資産を日本で持っていることになります。
これは日本の社会保険制度の素晴らしさでもあります。
そんな状態で、資産が全て日本というのはフルベットですよね。
もっといえば、日本で永遠に住むのが当たり前、という考え方は見直してもいいと思うのです。
私の記事を読んでくださる方の半分は海外在住者ですので、既にそう考えていない方も多いかもしれません。
日本から永遠に出ていくということを推奨しているわけでは決してありません。
海外に住むオプションを持ったほうが良い、ということです。
ちなみにこのオプションを持ちはじめた瞬間に、居住国が変わっても拠出・運用を継続できる口座に資産をいれておきたくなります。
香港などのオフショア地域はこの点でも優位です。日本は国外転出したら口座を閉じるのが原則ですから・・・。
2024年には1万円札が福沢諭吉から渋沢栄一にかわりますね。
少なくともタンス預金を持っている方は、早めにどうにかすることをおすすめします。
海外への資産の移動の制限が年々強まっています。
将来、人生のどこかで海外に住む可能性がある人は、資産の移動を始めても良いでしょう。
なお、100万円単位のお金を海外に移動する方法は色々ありますが、1桁増えると一気に方法が少なくなります。
まとまった資金を大手金融機関として堅実に資金移動できるのはオフショア商品だけではないでしょうか。
オフショア投資は、一市民が活用できる資産運用としてはトップクラスだと思います。
誰もが証券口座を自分でゴリゴリ運用できるわけではないですからね。専業投資家になりたい人はご自由に。
でも、私はそうではないし、私の周りの親しい知人にもその道を進めようとは思いません。
投資以外にやりたいことはたくさんあるし、投資のために人生を生きているわけではないからです。
海外に飛びたいときにパイロットになる練習をするのではなく航空券を買うように、資産運用をしたいときは投資を学ぶよりも適切な商品を買えばよいのです。
とはいえ、残念ながら日本国内でそのような商品が出るような気配はないし、日本円に30年後の明るい未来があるようには思えないです。
日本は物価が上がらないと言われていても、輸入に頼っている日本の物価はいつかどこかで跳ね上がるはずです。
そのときに日本円の価値は米ドルや他の通貨に対して残念ながら下がってしまうかもしれません。
というか、超長期で考えると下がらない理由があまり思いつきません。。
そのリスクに、個人として備えることが出来るのがオフショア投資であり、それが出来る恵まれた機会が日本人にはまだ残っている。
なので、オフショア投資を活用したら人生が明るくなると信じています。
世界水準の運用で数千万円の用意が誰にでもできて不安がなくなり、そして手間もかからず、自分の幸せにつながる活動に時間を割ける。
私は今その未来に向かって歩き続けています。
そして、そんな素敵な方法を活用したいと思う人がいるのであれば、そのお手伝いができれば良いなと思っています。