既製品とオーダーメイドとDIYという選択肢で資産運用を考える

既製品とオーダーメイドとDIYという選択肢で資産運用を考える

資産運用でベストな方法を教えて下さい、と聞かれたときに答えに困るという話をさせてください。
FPなんだから教えてよ、と言われても人によってベストは異なるという回答になってしまうのです。

目次

既製品とオーダーメイドとDIYという考え方

あなたは既製品とオーダーメイドとDIY、どれが好きですか?
または、バスや電車に乗っていくのと、オートマの車と、マニュアルの車、どの方法で通勤したいですか?

・・・どうでしょうか?
ちょっと考えてみてください。

モノによって違うという答えもあるでしょう。
でも、大体のものは既製品というのが普通なのではないでしょうか。

私の知人の方々で身の回りのものがDIYで溢れている人が多いとも思いません。
それが多くの方にとって最適解なはずです。
ありがたいことに市場には私達のほとんどのニーズを満たす製品で溢れており、わざわざ自分で作り出さずとも思うような暮らしができるようになっています。

DIYが好きな一部の人は時間や労力をかけてDIYをして自分にピッタリあったものを作ることもありますが、基本的には既製品を活用して暮らしていると思います。
私はパソコンやスマホは既製品を使い、スーツはオーダーメイドを着て、本棚はDIYです。
どちらかと言うと自分でやりたい少数派の私でも、流石にスマホをDIYしようとは全く思いません。

もし自分が欲しいものに完全にぴったりなものがほしいのであればDIYで作る必要があり、
そのために技術を勉強して、必要な工具を揃えて、時間を賭けることになるでしょう。
でも、だいたいニーズに合った製品で良ければその辺で買ってくることができますよね。

多くの人にとっては既製品がバランスの良い及第点

唐突にDIYの話をしてしまいましたが、資産運用もこれと同じだと思うのです。

「リターンを絶対に最大化したい」のであれば、自ら証券口座を開いて経済や金融の知識を身に着けた上でデリバティブ取引等を行うのが良いでしょう。
でも、多くの人にとってその選択肢は最適ではないと思うのです。
そもそも8割以上の投資家は市場平均に勝てないですし、その市場平均を持ち続けることすらできない人が多いと言われています。
機関投資家も多く参入している証券市場で何十年も正しい投資判断を繰り返し続ける事ができればリターンは最大化される可能性はありますが、そんなに時間や労力を投資にかけますか?
専業投資家になりたい方や、金融工学や経済予測が好きな方であれば挑戦しても良いとは思いますし、私も少しだけ実践していますが・・・

ほとんどの人にとっては、わざわざ時間や労力をかけずに手に入る「既製品」でそれなりの運用成績が出せるものがあれば、それが一番幸せなのではないかと思います。
残念ながら、良い製品に見せかけて詐欺商品を売りつける方や、本来の使い方とは違う使い方を教えて売りつける方が多いのも事実としてありますが、商品の特性を知り、自分にあった商品選定ができれば十分です。

車の作り方や動く原理を知らなくても良いが、車の使い方や各レバーの意味は知っておく、くらいのイメージでしょうか。
それでも十分車を活用することができますよね。

DIYのような資産運用は万人におすすめできない

昨年末まで株式市場が好調だったので資産運用ブームの様相を見せていますが、1月の調整局面では下落後に耐えきれずに売ってしまったという声もSNSでは目にします。
下落時こそ、買い増しをするチャンスと頭ではわかっていてもなかなか精神的には厳しいものがありますし、いつが底かを判断することは難しいでしょう。
むしろ、「もう○○はダメです」とインフルエンサーが煽り、世界のある地域での政情不安で今後の見通しが暗いというニュースで溢れるなど、大半の人にとっては辛いと感じてしまう状況になっているようです。
いつでも買えて、いつでも売れるという「自由」は大半の人にとってはマイナスに働いてしまうということがデータでも言われているんですよね。。

株式投資で安定したパフォーマンスを出すためには金融市場に関する知識とともに、下落に耐えて当初の戦略を何十年も実行し続ける精神力が必要なのです。
それが出来る人は、私が知る限り2割もいないように思えます。
SNSやメディアで投資で成功している人を目にする機会が増え、挑戦する人が増えているようですが、失敗してしまっている人も多いのではないでしょうか。
そうして投資というものに対して「難しい」「危ない」「ギャンブルだ」という認識が生まれていき、資産を増やすことができなくなってしまうのです。

これは本当にもったいないことだと思います。
資本主義社会で資本を増やすためには資産運用は必須です。

私がオフショア保険を活用している理由もまさにそこにあります。
10年以上前に日本を離れてから、世界中の投資話を聞いては堅実かつ着実な方法を探し続けてたどり着いたのがオフショア保険でした。
海外に出て、世界中から探した後に日本でも探してみたのですが、残念ながら日本で「堅実で」「自動的に」「着実に増える」というものは見つかりませんでした。
1980年代までの保険は良かったようなのですが、今は香港等の保険のほうが圧倒的に良いですね。

まとめ:既製品を活用した資産運用の戦略

素晴らしい既製品と言っても、それぞれの人の状況によってベストな活用方法も異なります。
いくつかの例を記事にしてみたので、是非とも参考にしてもらえればと思います。

少しずつ、ブログを読んでくれた方や、またはその紹介で資産運用の既製品の良さを知り、実践を始める方が増えていて個人的にはとても嬉しいです。
着実に増やす資産運用を諦めるか、または、DIYをするかのように自分自身で証券口座で売買をする、その両極端の間にまともな既製品と、怪しい商品があると思っています。

私のこのメルマガやブログが少しでも参考になり、多くの日本人が資産運用である程度成功できれば、それが日本の未来の豊かさに繋がり、奪い合いではなく皆がもっともっと幸せになれる。
そんな世界を一緒に作っていけると素敵ですよね。

無料相談受け付けています【無料PDFもあります】

資産運用に少しでも興味があるのであればLINEで無料相談を行っておりますので、メッセージいただければと思います。
ご検討中の海外オフショア商品についての詳細、セカンドオピニオンや、保険商品のシミュレーション、香港IFAのご紹介、その他オフショア投資や保険(生命保険、学資保険、貯蓄保険など)に関する疑問・質問・相談に回答中です。

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FPミヤケン