今回は一時期マスコミを賑わした老後2000万円問題について。
平均して老後に2000万円足りなくなる、というニュースはとても衝撃的でした。
財務省による報告書の受取拒否などもあり、大きく報道されましたね。
この老後2000万円問題、何も対策しないでいると大変なことになってしまう、と警鐘を鳴らしてくれたと思います。
これを聞いた私たちはラッキーです。なぜなら、問題があることを知り、対策を立てることができるから。
老後問題はしっかりと対策をすることで実は解決できるということをFさんの事例をもとに説明します。
2000万円を貯めるにはどのくらい必要か?
2000万円を貯めるためにはどのくらい必要なのか考えてみましょう。
例えば月5万円貯金していくとすると、2000万円に達するには400ヶ月必要ですね。
400ヶ月というのは、33年と4ヶ月です。
これを聞いて結構絶望を感じてしまう人もいるようです。
月5万円の貯金というのはある程度頑張らないといけない人も多いでしょう。
それを33年続けてやっとだなんて、学校を卒業してから定年までほぼずっと貯蓄じゃないか・・・
そう思うのも無理もないことです。
でも、これって全く投資をしていない前提ですよね。
それでは月5万円を年利5%で運用しながら20年間積み立てると・・・2000万円を超えました。
元本保証のある貯蓄型生命保険でも利回り5%は十分に狙えます。
年利5%と言うのはオフショア保険ではローリスクで狙える十分現実的なリターンということです。
それを活用するだけで、なんと13年も貯金をしなくて良くなりました。
それでも20年も厳しいですよね。
・・・まだ先があるので読み進めてください。
そもそもなぜ2000万円必要なのか?
そもそもなぜ2000万円必要なのでしょうか。
これは、総務省による家計調査年報のデータから算出されています。
夫65歳以上・妻60歳以上の高齢夫婦無職世帯の収入は約20.9万円、支出は約26.4万円で、その差額は1ヶ月で約5.5万円。年間66万円。
老後は30年ほど続くとして、66万円×30年=1980万円。
というわけです。
貯蓄型生命保険で老後2000万円問題に備える!
老後2000万円問題とは、65歳からの30年間、毎年66万円が足りなくなる問題ということを上で説明しました。
それでは、毎年66万円が得られるように貯蓄型生命保険を使って備える場合を考えてみましょう。
【今回の事例】
ご契約者:Fさん(40歳・男性・非喫煙者)
貯蓄型生命保険で毎月500ドルを5年間、合計3万ドルを拠出します。
拠出したあとは65歳になるまでは放置。複利でどんどん元本が増えていきますね。
もともとの元本は500ドル×12ヶ月×5年=3万ドルですが、65歳時点で88,000ドルになりました。
とはいえ、2000万円には満たないですよね。
貯蓄型生命保険が面白いのはここからです。
運用を続けながら少しづつ引き出すということが可能なので、65歳から95歳までの30年間、毎年いくら受け取れるのかをシミュレーションしてみました。
こちらはそのシミュレーションの一部抜粋です。
左から4列目、7,323という数字がありますね。これが毎年受け取れる金額です。
7,323ドル、つまり1ドル100円として73万円です。(以下、計算の簡略化のため1ドル100円で計算します。)
どうでしょう、老後2000万問題は老後毎年66万円問題だ、と先ほどお話しましたが、見事に解決しています。
老後を迎えるまでの「貯蓄期間」も運用を行い、老後を迎えてからの「取崩期間」も残高の運用を続けることで、
40歳~45歳で投資した300万円が、65歳~95歳の2000万円になって戻ってくる、ということです。
30年間かけて受け取れる総額は219,767ドル。日本円だと約2200万円です。
拠出額は3万ドルでしたので、増加率は732.6%です。
7倍!と聞くと怪しく感じるかもしれませんが、40歳で初めて95歳まで運用しながら受け取っていますので、運用期間が55年間と長いためこそそのリターンになるのです。
年利で計算すれば5~6%と十分実現可能な堅実ラインです。
ちなみに資産残高と受取額をグラフにまとめると下記のようになります。
(縦軸はUSドル、横軸は年です)
これが複利の力を最大限活かす方法であり、素敵な海外オフショア保険の活用例でしょう。
全てほったらかしにしておける、というのが私が特にオフショア保険を使いたくなる理由ですね。
ほとんどの方にとっては、投資は趣味でするわけではないでしょうから。
今回はFさんの例でしたが、もちろん年齢や拠出期間によりシミュレーションも可能です。
興味がある方はメッセージいただければあなただけのシミュレーションも作成可能ですよ。
ハイリスク型のオフショア保険もいいのですが、貯蓄型生命保険でも十分老後の安心は作れる、という事例紹介でした。