漠然とした将来の不安を取り除くための考え方と方法論

漠然とした将来の不安を取り除くための考え方と方法論

将来がなんとなく不安。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。

そもそもなぜ不安に思うのでしょうか?
私達が不安に思う原因のうち大きなものに「わからないから」というものがあります。
知らないものは怖いし、不確実なものは不安なわけです。
それは裏を返せば、不安を感じる理由やメカニズムを知り、正しく対処すれば不安は消えるということでもあります。

将来の不安は、実はかなりの割合で取り除くことができます。
今回はその具体的な方法論と考え方をお伝えします。

目次

大きな夢を持つ。理想を持つ。

まず初めに、大きな夢を考えてみましょう。
不安に対処したいのに、なぜ夢を?と思うかもしれませんが、その理由は理想の状態を定義しない限り永遠に不安からは逃れられないからです。

人間は理想の状態に近づいている実感があれば幸せを感じますが、そうでない場合はこのままで良いのだろうか、なにか起こったら大変なことになるのではないかと漠然とした不安を抱えてしまいます。
ですので、まず最初にあなたにとっての理想の状態を定義してみましょう。

最初はそりゃもう大きな夢を持ってもいいと思うのです。
ただ、その夢が大きければ大きいほど、努力が必要になるのも当たり前ですよね。
自分にとって居心地の良いサイズの夢を持ちましょう。

ちなみに私の場合は、
やりたい仕事だけを選び、会いたい人に会いに行き、好きなことをする時間を確保することです。
あまりお金がかかる趣味がないので、そこまで大金はいらないんですよね・・・。

なぜ理想を持つことがスタートなのかといえば、人それぞれ満たされた状態は異なるからです。
それがわからないままいろいろなものを手に入れても、いつまで経っても満たされないと感じてしまうはず。
なので、まずは理想を持ってみましょう。

まずは大きすぎる夢を。
現実とのすり合わせは後で行えばOKです。

ほとんどの漠然とした不安はお金に関するもの である

次に、その理想の生活を行うにあたって不安なことや足りない物を書き出してみてください。
そうすれば「これさえ満たせば幸せになれる」リストができているはずです。
後はそれを解消していくだけで目標達成ですね!
おめでとうございます。

と終わってしまっては全く参考にならないでしょうから、引き続き説明させてください。
まず、夢を持つと書いたのですが、「こうなったら最高」という大きな夢と、「最低限こうなりたい」という身の丈にあった夢、この両方を作って見てください。
もちろん大きな夢に向かっていけばよいのですが、今回の主題である「未来の不安を取り除く」という意味では後者の不安を潰すことで達成できるからです。

FPとして、又はキャリアアドバイザーとして、今までたくさんの方の夢や打破したい現状を聞いてきましたが、ほとんどの不安はお金に関することでした。
それが私がFP業に力を入れようとしたきっかけでもあるのですが、その話は今回は置いておきます。

今の仕事は辛くて長時間労働だけど、やめたら生活費に困るようになる。又は、年収が下がってしまう。
お金のために嫌な人間関係の中での仕事を辞めることができない。

といったようなものです。
最近のFIREブームも、このような背景があるのではないかと思っています。
ある程度の金銭的自由を得ることができれば、挑戦したり、辛い仕事を辞めるための自由があるのは間違いないです。

漠然とした不安を具体的に考えていく

その不安を具体的に考えていきましょう。
人は正体の分からないモノには不安や恐怖を感じるようになっています。
しかし、それが明確になり、自ら対処可能であることを理解するともうそこには不安はありません。

不安の正体を知る(リスク分析)

まずそれぞれの不安の正体を分析します。
「老後になったらお金が足りないかもしれない」という不安があるとしたら、老後の生活をシミュレーションしてみて、実際にいくら掛かるのかを計算したり、今の資産運用を続けた場合にいくらくらいの資産になっているのかを計算することです。
「会社をやめたら生活が不安」というものであれば、転職可能性や自分の市場価値を知るとともに、収入が0になった場合どのくらい暮らしていけるのかを考えるなどです。
意外と一人で考えるのは難しいものなので、知人と話し合ってみたりするのも良いと思います。
LINEメッセージをいただければ、私も一緒に考えてみます。

不安への備えを知る

次に、その不安への備えを知ります。
不安と言っても、もう既に正体がわかっているのでリスクと呼ぶことにしましょう。

リスクは「発生可能性」と「発生時の損害」の組み合わせで4パターンに分類できます。
例えば交通事故などは発生可能性は低く、発生時の損害は大きいと言えるでしょう。
ここで言う損害が大きい、というのは、対処不可能という感覚です。
多くの人にとって何千万円~何億円という賠償は対処不可能ですよね。

発生可能性が高く、損害も大きいというものは、全力で回避しましょう。今の時代、そんなハイリスクを取らずともほとんどの人は幸せに暮らしていけます。
車の運転で例えて言えば、あまりに早く着きたいからと言って時速200kmで一般道を飛ばすようなものでしょうか。。
紛争中の国への旅行、熊との対決、などもそうかもしれませんね。

そんなの当然回避するわ!
と思った方、良かったです、安心しました。
月利10%を謳うような謎の投資も同じですのでこの記事に出会えた方は全力で回避してくれることを願います。

発生可能性が低く、損害が大きいものを考えていきましょう。
先ほど交通事故を例としてあげましたが、この領域は保険で対処するのが一般的です。
自動車保険や、生命保険、損害賠償保険などですね。

発生可能性が高く、損害がそこまで大きくないものへは、日頃から備えましょう。
例えば、長生きしてしまうことなどはその領域ではないでしょうか。
年金制度が始まったとき、老後、つまり平均寿命と定年の差は15年程度でした。それが今では2~30年となっています。
無収入(正確には年金や運用資産)で20年~30年暮らすというのは、発生可能性が高く、損害が見積もり可能、且つ、備えることができますね。
FP的には住宅資金、結婚資金、教育資金などもこの領域です。
インフレで物価が1.5倍、2倍、と増えることも2~30年後を視野に入れれば十分に可能性が高いですね。

なお、発生可能性が高いものに保険は無力です。
多くの人が経験するものであれば、沢山の人から少額ずつ集めても、少額ずつしか支払えないですよね。
自動車保険や生命保険などが毎年数万円の保険料で1億円の保険金が支払えるのは、発生確率が低いからです。

最後の発生可能性も損害も低いのは無視しましょう。
なにか起こっても、そこまで困らないというのと、対策にかけるコストのほうが大きくなるからです。

分析した不安への備えを確認する

不安の分析ができたら備えを確認していきましょう。
発生可能性が低く、損害が大きいものは保険で備え、発生可能性が高く、損害が小さいものは日頃から備える、というのが対処法でしたね。

日本人が実は持っている保険の数々

まず紹介したいのが、日本人は実はたくさんの保証をもっているということです。

国民年金保険・厚生年金保険

年金は保険という名前ですよね。これは「想定外の」長生きに備えることができます。
年金だけで暮らしていけない、という意見は私も同意しますが、可能な限り運用資産で暮らしていき、その範囲を超えたら年金という保険を活用するという考え方が良いのではないかと私は考えています。具体的には繰り下げ受給ですね。
資産運用で75歳までの生活費を確保するだけで、一気に生涯の安心が手に入るケースは多いです。

障害年金や遺族年金という制度もあります。
障害者になった場合や、扶養者がなくなった場合に被扶養者の生活を支援するというものです。
民間の保険でカバーしている方もいますが、実は殆どの方にとってある程度は公的保険で十分にカバーされているのです。

いつから貰えば得なのか、という議論もありますが「保険」である以上は「想定外」に備えるように活用したほうが未来への不安は減ります。
なお、繰り上げ受給/繰り下げ受給をしても平均寿命では貰える金額がだいたい同じになるように設計されていますので、長生きするのであれば繰り下げ受給が得です。
私は海外生活が長く、払っている期間が長くないので金額が少ないですが、一度ねんきんネットで確認しておくと良いですよ。

国民健康保険・健康保険組合・保険協会

名前(制度)は色々ありますが、いわゆる保険証のやつです。
病院にかかる場合に7割を負担(高齢者の場合はもっとですね)してくれるもの、と言うのは皆さんご存知だと思いますが、高額療養費制度というのが「保険」としては重要なポイントです。
これは一ヶ月の医療費が約8万円を超えたら、それ以上は払わなくても良いという制度です。
大企業の保険組合などでは、この上限がさらに低いこともあります。うろ覚えですが私が以前いた会社では昔2~3万円が上限になっていました。

もし重病になったらどうしよう、等と考える方は多くいますが、8万円を超えたらそれ以上は払わなくてよいのです。
私は海外に長く住んでいますが、本当に病気になって全く治る見込みがなくなったら日本に帰ることも考えています。
毎月8万円だけあれば、医療を受けられるのが日本という素晴らしい国です。
なお、海外に住んでいる方は海外旅行保険など別途適切な保険への加入をおすすめします。

失業保険

これも「保険」とありますね。
失業時には給料の6割程度の金額を3ヶ月~6ヶ月などの期間受給することができる制度です。
もちろん、同じ生活を維持するなんてことはできないと思いますが、新しい挑戦を始めたり、再就職をするという活動を行いながら最低限暮らすという意味では十分ではないでしょうか。

生活保護

これは書くかどうか正直迷うのですが、本当に最後の手段として生活保護があります。
制度として色々な意見があることは私も承知していますが、野垂れ死ぬことはないというのが日本という国だと思います。

足りない備えに対処する

ここまでは日本人が意識しなくとも加入している保険について説明しました。
民間の保険の半分以上は、多くの人にとっては過剰保障になるだけだったりします。
お金が有り余っているならともかく、過剰な保障のための支出が大きいあまりに別の不安を抱えるのであれば元も子もないですね。

自動車保険や、養う家族がいる場合の生命保険は公的な保険では足りないと言えるでしょう。
なお、養う家族がいない場合の生命保険は、正直私は要らないと思います。自動車保険も対人対物の賠償のみでした。
火災保険や地震保険は、その保険対象とする資産がよほど価値があり、重要であれば入っても良いかもしれません。
上でも書きましたが、保険が効果的なのは発生可能性が低く、対処不可能なレベルの損害が発生するものだけです。

万が一を乗り越えるのに必要十分な保険があるのであれば、あとは保険ではなく日頃からの備えを厚くするようにしましょう。
具体的に言えば堅実な資産運用ですね。

例えば老後に毎月10万円入ってくる、という資産を作ることはそこまで難しくはありません。
3000万円を年利4%で運用すれば毎年120万円、つまり毎月10万円を引き出しても永遠に資産が減らない計算になります。
4%と言うのはFIREの研究としても有名なトリニティ大学の研究で書かれた数値ですが、かなり保守的な数値だと思っています。
これに年金を合わせたら、ほとんどの方はある程度不安なく老後を迎えられるのではないでしょうか。

3000万円と言うのはもちろん大金でしょう。
上で書いたのは「永遠に資産が減らない」という条件ですが、100歳で枯渇する計算とすればそこまでの資産は必要ありません。
もちろん、資産運用額が増えれば増えるほど使える金額は増えます。
このあたりは理想とする老後の生活と、その未来の為に今拠出できる金額のバランスを各々が見極めれば良いと思います。

このように一つ一つ分析して、しっかりと考えていけば未来の不安はほとんど無くなるんです。
ある程度の浪費の抑制は必要になることがほとんどですが、未来の自分のために動けるのは今の自分だけです。
私はインデックス米国株投資、海外オフショア投資、海外銀行預金など様々な手法を組み合わせて未来に備えていますが、実験が好きな性格なのでそうしているだけで、ほとんどの人にとっては2つか3つを組み合わせるくらいで十分未来のリスクには備えられるのではないでしょうか。

未来への不安がなくなると、今も楽しめるようになります。心が豊かになります。
必要以上に節約したり、頭の片隅に不安を抱えたりする必要がなくなるからです。
FPという立場で、今を楽しむ人を一人でも増やして、そして心豊かな人で溢れた社会。
そんな社会で暮らしていきたいと切に願います。

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