2020年3月更新!保険契約という観点で見る香港デモ・コロナウイルス最新情勢

保険契約という観点で見る香港デモ・コロナウイルス最新情勢

香港の保険というと気になるのが香港情勢。

2019年は香港で連日デモが行われ、世界中のメディアを賑わしたことは記憶に新しいでしょう。
また、2020年1月に中国の武漢で発生した新型コロナウイルスでは香港を含む中国エリアでの感染を心配される方も多くいるかと思います。

結論から申し上げれば、香港の保険業界への影響は大きくないと考えています。

なぜそう言えるのか。
実際に現地では何が起こっているのか。

ということをこの記事でお伝えできればと思います。

目次

最新の香港情勢

コロナウイルス

2020年の新型コロナウイルスでは入稿制限を含む厳しい制限が引き続き敷かれています。

実際の経済活動としても企業が在宅勤務を実施している他、人が集まるイベントなどは中止されています。

デモ

2019年の逃亡犯条例改正案を発端としたデモは引き続き行われているものの、コロナウイルスの流行に伴い数は減ってきています。
ただし、コロナウイルスに関わる政府の対応に対する批判を目的とした活動も行われており、よりデモが多様化しています。
鉄道駅を破壊するなどの過激なデモは通常時は行われておらす、もしデモに遭遇しても見つけたらすぐに離れるようにすれば問題はありません。
デモの様子を撮影したものが逮捕されるなどのニュースもありましたので、興味本位で近づくことだけは避けたほうが良いと思いますが、デモに関しては報道されているような状況はほんの一部であり通常通りの生活を送ることができます。

香港の保険商品の運用及び継続性について

そこで心配になるのが、香港に預けたお金が安全かどうか。
結論から申し上げれば、全く問題ないと考えています。

香港経済は香港にある小売店などによるローカル経済と、香港拠点の企業が世界中にサービスを提供するグローバル経済の2つがあり、後者の比率が日本に比べると非常に高いのが特徴です。
デモ等によりローカル経済は一部影響がでており、マスコミでも香港経済への影響として報道されています。
しかし、グローバル経済の方へは影響が出ておらず、保険を含む金融業界は香港国外に顧客を多く抱えるグローバル経済ですのでデモやウイルス流行により業績が悪化するという影響は出ておりません。

香港株価指数の推移

実際に、香港の株価指数を見るとデモによる暴落等は発生していないことがわかります。

2020年2月までのハンセン指数

デモ前の2018年には経済の落ち込みがありましたが、デモが発生した2019年6月以降株価の急落が発生していません。
これはまさに香港経済がデモの影響を受けていないことを表しています。

マスコミで度々報道されるデモによる影響はあくまでも香港内のローカル経済であり、全世界に向けたグローバル経済は影響を受けていないというのが事実です。

HSBCのように本社移転することもできる

HSBC(香港上海銀行)の本社は、現在イギリスのロンドンにあります。
HSBCは1865年3月3日に当時英国支配下であった香港と上海においてスコットランド人(イギリス人)により設立された銀行であり、現在は世界有数の銀行です。
香港でも最も大きい銀行であり、香港紙幣の発行元の1つにもなっている銀行ですが、実は本社はロンドンにあります。

その背景には、1997年の香港返還があることは間違いありません。
1984年12月19日、英国領香港が1997年7月1日に中華人民共和国に返還されることが決定し、その後1993年には香港金融管理局が設立されました。
香港返還の決定に伴い、現在の香港の体制が少しづつ形作られていったのです。
※返還後も50年間は一国二制度を維持すると言う取り決めのもと現在の香港が運営されています。

その1993年にHSBCは本社をイギリスのカナリーワーフに移転させました。
そして、現在も世界有数の金融機関として香港を含む世界中に展開しています。
ちなみに、イギリスEU離脱に関する移転も検討されましたが、今もイギリスが最適ということで本社はイギリスにあります。

このように、世界中で事業を行っている金融機関は本社を移転することが可能であり、万が一将来の香港が金融業に適さないところになったとしても、ロンドンやシンガポールなどに移転することにより業務を継続し、私達の資産もしっかりと運用されていくと考えられます。

中国人からの支持

香港デモが発生した後一時的に本土の中国人の新規保険開設が低下した時期もありましたが、その後は中国人からの申込みもデモ前の水準に回復してきており、中国人としても香港が安全な資産の保管場所という認識は変わっておりません。
そして、中国人顧客を非常に多く抱えており、特に富裕層などの上級役人も含まれていると思われますので、保険会社に預けている資金が急に凍結されるということも発生しないと考えられます。

香港への渡航について

上述したとおり、コロナウイルスの流行が懸念されるため現在香港への渡航は勧められません。
外務省も感染症危険情報レベル2として「不要不急の渡航中止」を求めています。

私自身、たくさんの方を香港にご案内したいのでとても残念ではございますが、情勢が落ち着いてからお越しいただければと思います。

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