RL360(ロイヤルロンドン)の手数料を理解していますか?

RL360(ロイヤルロンドン)の手数料を理解していますか?

私のところにもよく問い合わせもあるRL360。
手数料が高いと言われていますが、その手数料の実際の計算式をご存知でしょうか。
マネー系の他のブログなどを見てもなかなか正しい情報がなく、誤解した状態で書かれた記事も散見するんので、ここでまとめておこうと思います。
なお、この商品を推奨するわけではなく、正しく判断するために必要と思う情報を和訳するものです。
私自身少なくない金額をこの商品で運用しているので、色々と調べた結果が誰かの参考になればと置いておきます。

目次

RL360の手数料一覧

RL360には4つの手数料があります。
これを知らずに申し込むと悲しいことになりますので参考にしてください。

初期ユニット手数料

初期口座手数料とも呼ばれるもので、初期ユニットと呼ばれる残高に対して年間6%の手数料がかかります。
6%という手数料を見てRL360は手数料が高いと言われる原因になっていますが、この6%は「初期ユニット」に対してかかるものであり、総資産に対してかかるものではありません。
なお、年間6%と書きましたが、正確には月0.5%の12ヶ月で約6%です。

初期ユニット期間は積立年数によって18~24ヶ月の間で決まります。
積立年数が18年以下であれば18ヶ月、それ以降は積立年数=初期口座月数となり、24年以上の積立期間であれば24ヶ月です。
つまり、初期ユニットというのは1.5年~2年分の積立金額です。

仮にこれが2年として計算してみましょう。
毎年100万円積み立てるとします。

年数総資産額初期ユニット金額初期ユニット手数料(6%)総資産に対する割合
2200万円200万円12万円6%
4400万円200万円12万円3%
101000万円200万円12万円1.2%
202000万円200万円12万円0.6%
303000万円200万円00%

表の一番右側、総資産に対する割合というのが実質の手数料と考えることができますが、10年後には1.2%です。
また、初期ユニット手数料は積立が終わるとゼロになりますので、上の表では30年後にはゼロになっています。
総資産額が少ないときに手数料率が高く、総資産額が増えていくと手数料率が下がっていきますので、実負担額としてはそこまで大きくはありません。もし50年など長期運用できれば1%を切るでしょう。

ただ、これが途中減額や積立の停止をすると全く違ってきます。
下の表を見てください。

年数総資産額初期ユニット金額初期ユニット手数料(6%)総資産に対する割合
2200万円200万円12万円6%
4200万円200万円12万円6%
10200万円200万円12万円6%

初期ユニットの積立が終わったときに積立を停止した場合はこうなってしまいます。ずっと6%の手数料がかかります。
RL360は初期ユニットが総資産に占める割合を減らすことが手数料低減のために重要となります。
言い換えれば、初期ユニットの希薄化ですね。
途中で積立を止めたり、減額する最大かつ致命的なデメリットがこの点です。
私も積立を止めずにコンスタントに拠出続けることで、もうかなり低い手数料になっています。

※表は計算の簡略化のため利回りゼロで表記していますが、実際の総資産額ははプラン価値(利回りが乗った状態)です。

管理手数料

毎月0.125%、年間1.5%です。
プラン価値(つまり、残高)に対してかかります。

サービス手数料

毎月7ドルです。年額だと84ドルですね。2024年以降契約成立は9.80ドルに変更されました。
なお、積立停止期間は3倍になります。

中途引出手数料

積み立て年数が残っている状態で引出しを行うと初期口座残高に対して中途引出手数料がかかります。

中途引出手数料

残り年数によりパーセンテージが決まります。
これは手数料というよりも、中断に対するペナルティと考えるとわかりやすいですね。
もちろん、積立期間が全て終わってからの引き出しは手数料がかからないためそこは安心してください。

アドバイザー費用

ファンドのアドバイスや自動スイッチングのために0%~1.5%のアドバイザー費用がかかることが多いです。
これは、初期ユニット期間(18~24ヶ月)終了後にかかるようになっています。
6%の手数料がかかっている期間にはかからないようになっているのですね。
私もアドバイザー費用は払っています。
顧客の資産増が、IFAの収益増となっている構造となりますので、個人的にはよりきちんとした運用をしてくれるのではないかと期待しています。
(実際に長期平均で10%を超える運用をしてくれているので、1%を喜んでお支払いしています)

RL360手数料まとめ

以上の手数料をまとめると、下記のとおりになります。

  • 初期ユニット手数料:0%~6%
  • 管理手数料:1.5%
  • サービス手数料:月間9.80ドル(2023年以前成立契約は7ドル)
  • アドバイザー費用:0~1.5%

長期的に考えると実質手数料は2~3%というところでしょうか。
これは、アクティブ運用のファンドとして、決して悪い数字ではないと思います。
商品の特性上「契約後すぐ」の手数料が高く、どんどん下がっていくというものがあるため、契約してから最初の5年はたしかに手数料が高いと思います。
それを長期で持っているとどんどん手数料が下がっていくんですよね。
だいたい手数料が高いと言っている人は契約して数年の方か、そもそも契約を持っていない方だと思います。
手数料の詳細を理解していれば、安心して保有していられると私は思っています。(そして、持ち続けています。)

RL360のボーナス一覧

RL360にはボーナスもあります。
このボーナスが貰えるからお得です、とこの商品を勧めてくる人もいるそうなので、要注意です。
ボーナスが貰えること自体は事実ですが、手数料を少々打ち消す程度のものであり、ボーナスがあるから資産がプラスになるというほどではないからです。

アロケーションボーナス

毎月の拠出額が一定額を超えると、1%~2%のボーナスが貰えます。
拠出通貨が日本円の場合は、

  • 毎月770ドル以上:1%上乗せ
  • 毎月1330ドル以上:2%上乗せ

です。
例えば毎月1000ドル拠出する場合は、1%が上乗せされて毎月1010ドルが口座に追加されていくイメージですね。

初期口座ボーナス

10年以上の拠出で、且つ一定金額以上の積立の場合は契約時にボーナスがはいります。
毎月420ドル以上の積立で対象となります。

貰える金額:

  • 10~14年:1.5ヶ月分
  • 15~19年:3ヶ月分
  • 20~24年:4.5ヶ月分
  • 25年~:6ヶ月分

例えば毎月500ドルの20年契約の場合は、500ドル×4.5=2,250ドルが契約時にボーナスとしてもらえます。

ロイヤリティボーナス

10年以上の積立を完了した場合にもらえるボーナスです。
金額は0.25%×積立年数×総拠出額です。

例えば毎月1,000ドルを20年積み立た場合は、0.25%×20×20,000ドル=1000ドルです。
積立期間が残り5年をきればもらう資格はあるのですが、1年足りない毎に20%減額されます。
そう書くとややこしいのですが、残り数年で積立を止める計算などせずに契約した期間しっかりと積立終わればよいだけのことです。

RL360のボーナスまとめ

以上のボーナスをまとめると数千ドルがもらえることとなりますが、これをアテに契約するのはいかがなものかと思っています。
資産形成の鉄則はある程度の金額の拠出を長期継続することであり、それをサポートするためにこれらのボーナスがいわばニンジンのようにぶら下げられているわけです。
もちろんその目的通り、長期的に資産形成をするのであればものすごくプラスになるでしょう。
でも、途中で止めてしまったりすれば、ボーナスでもらうよりも失う金額のほうが多くなります。
(これはあまり言いたくないのですが、RLは途中でやめる人が手数料を負担し、最後まで継続する人は良いサービスを低手数料で受けられている商品だと思っています)

RL360の手数料を理解し、ボーナスに踊らされずに判断をしよう

今回の記事ではRL360の手数料とボーナスを公式ドキュメントを元に和訳しました。
私はあくまでも自分が契約している商品を知りたくて和訳しただけ。
ちゃんと契約する際の書類には書かれているんですよね。

手数料は最初は高いが長期的には低減していく。続けることでトータルの手数料はそこまで高くない水準になる。当初の手数料の高さに止めてしまうのはもったいない。
ボーナスはそれ目当てに契約するものではない。
そもそも継続して払い続けられない契約をするのは絶対にNG。ボーナスと手数料を理解していればそんなことは絶対にしないはず。

この記事で言いたかったものは以上です。
このあたりをあやふやにして勧誘してくるところからの解約相談は本当に多いので、契約前にこの記事を読んでくれる人が1人でも増えればと思います。
この記事は特定商品を勧める意図は一切ありません。どちらかといえば注意喚起です。正しい情報のもとで、判断できる人が増えるよう願っています。

ロイヤルロンドン(RL360)で失敗しない契約方法

ロイヤルロンドン(RL360)で失敗しない契約方法

2022年9月3日

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FPミヤケン

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