投資リンク型商品RL360(ロイヤルロンドン)の失敗談と、ネクストアクション・対策の事例

投資リンク型商品RL360(ロイヤルロンドン)の失敗談と、ネクストアクション・対策の事例

「RL360に契約したのですが、かなり大きなマイナスになっています。」
「どうしたら良いでしょうか?」
「騙されているのでしょうか?」

という問い合わせを海外投資相談でいただくことが増えてきました。
相談後は、未来に向けた契約の変更などを含めたアクションを取るなどして、安心して頂けることがほとんどです。

そのような相談があった時に、どのような考え方をお伝えしているのか一つの事例として紹介させていただきます。
※相談者様には個人が特定されない形で記事として公開することの承諾を頂いています。

私のRL360/ロイヤルロンドンに対するスタンス

まずはじめに、私のRL360に対するスタンスをお伝えします。

  • 会社や商品自体は怪しくはない。世界中で評価されている。
  • 私自身も大きな金額を保有している。
  • ハイリスク・ハイリターンなので万人向けではない。
  • 手数料の計算が複雑で、契約内容によっては手数料が著しく高くなる。
  • 早期解約のペナルティが大きい。

というものです。
RL360で騙された、怪しい、詐欺だ、そんな情報もインターネット上には散見されますが、この商品自体が悪いものだとは思っていません。
ただし、ハイリスク・ハイリターンであり、そして手数料の計算が複雑であることから、契約内容には注意が必要な商品だと思います。

ただ、この商品を紹介する人の中には、色々な方がいらっしゃると感じています。
変な話ですが紹介料も結構良いので、紹介したい人が多い商品です。
そういう方々の中には、商品の知識が不足していたり、顧客目線が不足している方もいるのかもしれません。
(一人のFPとして、これは変えていきたいと思っているので、引き続き頑張っていきます)

まとめると、
非常に使いにくい商品なのでしっかりと理解してから契約しないと失敗する商品。
理解して、ハイリスクを許容している方であれば問題なし。
というイメージです。

相談内容

それでは、今回の相談内容と実際に私の方で行えるサポートやアドバイスについてご紹介します。

契約内容・経緯

今回の相談者は30代女性のAさん。
Aさんは1250ドルを25年間積み立てるという契約を結んでいました。
ただ、この金額を払い続けることは難しいため、ボーナスを受け取った後に積立金額を減額し、半分以下の金額に変更したとのことでした。

老後の資金や積立に不安を感じていた際に偶然参加した投資セミナーでオフショア投資を知り、その中でRL360を知ったそうです。
そのセミナーでは投資仲間もでき、老後資金をどうやって準備していくのかの情報交換を進めていく中で契約を決意。
同じ商品に投資をしている仲間が多かったため、契約したと仰っていました。

その後、積立金額を負担に感じて減額について調べていくと、減額すると損をする、という情報やRL360自体が大丈夫なのか?と疑問が湧いてきたようで、色々と情報収集をしているがなかなか信頼出来る相談相手がいない・・・。ということでお問い合わせを頂きました。

契約内容の分析

契約内容や今までの経緯について詳しくお話していただいて感じたこととしては、まずは減額したにせよ今まで頑張って支払いを継続しているというところは良かったです。支払いが止まっている期間が長いと、リカバリーとして取れる策も少なくなってきてしまうからです。

ただ、途中で減額する(できる)前提で大きな金額での金額をしてしまったのは、あまりよろしくないでしょう。
途中で減額や積立の停止をしてしまうと、設立ユニット(以前は初期口座と呼ばれていました)の割合がいつまで経っても大きいため、手数料率が高止まりしてしまうからです。
RL360の実質手数料率は、良い契約だと2~3%前後ですが、今回の場合は5%前後となる試算となりました。

設立ユニットが終わったばかりであり、25年払いの契約なのでまだ20年以上の残存払込期間がある状態ですので、解約する場合は殆ど戻ってきません。
RL360は残存払込期間が長い状態での解約はかなりの金額が差し引かれてしまうという商品設計だからです。

今後のプラン

上記の状況を整理した上で、取り得る選択肢は3つです。

  1. 頑張って支払いを継続する。
    RL360は当初決めた積立金額・期間を満了すれば、悪い商品ではありません。
    家計の見直しなどを行い、当初の金額を積み立てられるようにすることで良いリターンを期待することはできます。
    ただし、これはなかなか出来ることではないですよね。支払えるのであれば、相談していないとも思います。
    家計の見直しのサポートもさせていただいていますが、半年ほどはかかりますし、それなりに大変です。
  2. 減額した状態で支払いを継続する。
    支払い可能な金額を決めて、その金額を元に手数料率をある程度計算することは可能です。
    今回の場合は手数料が4~5%前後となることがわかりました。
    RL360の仕組みを理解し、リスク・リターンを理解した上で選択すると良いでしょう。
  3. 解約し、別の商品を契約する
    25年払は難しくても、5年払いなどで堅実にリターンが得られる契約があればそちらを希望するというケースです。
    貯蓄型生命保険などであれば、支払期間は短く、5~6%のリターンをある程度安定して得ることができます。
    ハイリスク・ハイリターンな投資を損切りして、その損切り分をミドルリスク投資で取り戻すイメージですね。
    RL360という商品が信用できない場合はこの選択肢が良いでしょう。

上記選択肢の中で、1,2を選ぶ場合は契約をそのまま続けることになります。
その中で重要になるのが、運用成績です。

オフショア投資のいくつかのカテゴリの中で、RL360等の投資リンク型商品は唯一「IFA(代理店)が運用する商品」です。
IFAが運用する商品というのは、商品オフショア投資の中で多くはないのですが、この商品はその類のものです。

香港のIFAのいくつかの運用成績を見ていますが、やはり色々なところがあります。
先ほどの2.の選択肢の場合は手数料が4~5%となるため、それを上回る運用成績でなければプラスにはならず、資産が減っていくことになります。

運用はリーマンショックやコロナショックなど下落局面もあるため、10年の平均で比較するのが良いと私は思っています。その中で現在のIFAに任せるのが良いか、他のIFAに移管するのが良いかという選択をすることになります。
例えば、私が契約しているところの一つは平均して10%を超える運用利回りを継続しているため、手数料を払っても7%を超えるプラスになっています。
運用成績から手数料を差し引いて、その上で継続しても良い、と思えるのであれば安心して積み立てていけば良いと思います。

こちらの方は結果的にIFAを移管して、移管後のIFAで現在運用を行っています。
5~8年後にはプラスになっていき、20年後にはしっかりとした成果が出るのではないでしょうか。
不安だった状態から、安心できる状態になっていただいたようで、こちらもとても安心しました。

お悩みの方、相談乗ります

RL360は契約後に心配になる方が多いイメージがありますが、上記方のように現状を把握して、分析した上で選択肢を検討することで安心して資産運用を継続できるようになります。
資産運用と聞くと、利回りを最大にしようと少しでも良い条件のものを探す方がいらっしゃいますが、
それよりも安心して毎日不安なく過ごし、そして最後まで継続することが一番重要だと思います。
一つだけが正解でほかは不正解、なのではなく、致命的な失敗をしなければどれも正解ですし、それでも不安であれば複数の商品をポートフォリオとして持てば良いと思います。
ちなみに、私自身もポートフォリオとして複数のIFAから複数の保険会社の複数商品を持っています。

でも、わからないという状態は不安になると思います。
資産運用は安心のために行うものなので、それが不安の原因になってしまうのは本当にもったいないと思いますので、
もし私にお手伝いできることがあればご連絡いただければと思います。

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2月 6, 2020

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