ロイヤルロンドン(RL360)は正直どうなの?手数料が高いと評判だが解約したほうが良いのか?

ロイヤルロンドン(RL360)は正直どうなの?手数料が高いと評判だが解約したほうが良いのか?

今回はオフショア投資の中でも賛否両論が相次ぐ「ロイヤルロンドン」について、私の考えを書いていきます。
結論から言えば、ハイリスクだが詐欺の類ではなく、私自身もポートフォリオの一つとして保有しています。
もちろん、ある程度の利益も出ています。

ただ、変な契約を結んでしまっているケースや、自身のリスク許容度とは合わない契約をしている方の相談も聞きます。
専門家を名乗る人でも誤解の多いこの商品について、

  • なぜそういうケースが起きてしまうのか?
  • ロイヤルロンドンとはどういう特徴のある商品なのか?
  • なぜ怪しいという声が多いのか?
  • ロイヤルロンドンに関する話のウソ・ホント

を私が知る限りすべてお伝えしようと思います。

ロイヤルロンドンは怪しいのか?

まずはじめになぜこうも誤解や怪しい話が多いのかというと、ロイヤルロンドンは変な(≒あなたのお金を騙し取る)紹介者が多いんです。
オフショア投資には「貯蓄型生命保険」「元本保証型ファンド」など様々な投資の種類があるにも関わらず、ロイヤルロンドンのみが契約可能であり、オフショア保険といえばこのような商品である、と吹聴する人がとても多いのです。

香港の投資は辞めておけ、と話す米国株投資家の中でもこの誤解をしている方は多いように思えます。そういう方の場合は商品の内容も誤解しているケースもあります。

そもそも香港や海外の保険って保険会社に行っても申し込むことができないのです。
なので、IFAと呼ばれる代理店を通じて申し込むことになるのですが、このIFAも基本的には香港内でのみ営業活動を行っています。
(香港の法律に基づくライセンスを受けた会社なので、まともな会社ほど香港内のみで営業しています)
そのIFAに対して、興味のある人を紹介する「紹介者」という立場の人がいます。

つまり、こんな感じですね。
[保険会社]-[IFA]-[紹介者]-[顧客]

そうなると、この登場人物のどこかが「顧客が損をするような変な契約を推奨する」と、損をしてしまうことになります。
ロイヤルロンドンはこの中でIFAと紹介者が非常に多く、玉石混交なのです。
FT LifeやSun Lifeは取り扱わないが、ロイヤルロンドンのみ取り扱っているような会社は個人的にはリスクが高いと考えます。
なぜなら、他の保険商品との違いを理解した上で最適な提案を顧客にすることができないと考えるからです。

ロイヤルロンドンは「ファンドリンク型生命保険」である

そもそも、ロイヤルロンドンはオフショア投資の中で「ファンドリンク型生命保険」に分類されます。

長期的に資産を増やす目的の投資であれば、「貯蓄型生命保険」「元本保証型ファンド」がありますし、
年金目的であれば「年金型生命保険」があります。
その中でも、最もハイリスク・ハイリターンなカテゴリなのが「ファンドリンク型生命保険」です。
ファンドリンク型生命保険の特徴は、以下の2点です。

ファンドリンク型生命保険の特徴:ハイリスク・ハイリターン

ファンドリンク型生命保険”以外”の投資であれば基本的には元本保証がついています。
ですので、長期投資である限りノーリスクで年利4~7%のリターンを狙えます。
この、元本保証があるのに利回りが高い、というのはオフショア投資の醍醐味ですね。
(日本国内の元本保証つき商品でこの利回りのものはいくら探してもありません)

ただ、ファンドリンク型生命保険はマイナスになるリスクがある商品です。
10%プラスになる可能性もあれば、10%マイナスになる可能性もあります。
それが複利で運用されていくので、大きなプラスになる可能性もあれば、大きなマイナスになる可能性もあるんですね。

ファンドリンク型生命保険の特徴:IFAが運用指図を行う

ファンドリンク型生命保険のもう一つの特徴はIFAが運用指図を行うということです。
IFAが運用指図を行うということは、IFA選びがそのままリターンに直結します。
ちなみにIFAの基本的なビジネスモデルは新規契約があれば保険会社からお金が入る、という仕組みなので、契約をさせるところだけものすごく熱心で、契約した後の運用やアフターサポートはおざなりという会社もあるようです。
トラブルになっている契約はそのようなIFAから契約しているケースがほとんどですね・・・。
ただ、そういった営業メインのIFAほど説明会など営業活動をたくさんしており、目にする機会は多いかもしれません。

ちなみに、それ以外のオフショア投資ではIFAが運用指図を行う事はありません。
保険会社による運用、もしくは、特定の指標に連動した運用です。
そういう商品の場合はIFAの運用力はリターンに何の影響もありません。
IFAは契約などの事務手続きを行うだけです。

ということで、オフショア保険の中でもIFAが運用指図を行うのはファンドリンク型生命保険だけです。
「オフショア保険はIFAが運用指図を行うからIFA選びが~」のように話をするIFAや紹介者の方がいらっしゃいますが、そういう方はファンドリンク型生命保険以外のオフショア投資に詳しくない可能性があるため、書かれていることや話されていることをオフショア保険全般の話だと考えないように注意してください。
そういうブログが本当に多く、海外オフショア投資の情報が錯綜してしまっていると感じています。
20年後が明るくなる、本当に良いものも多いので残念に感じています。

ロイヤルロンドンのウソ・ホント

では、ロイヤルロンドンでよく言われている話に私のアンサーをつけていきます。
他にも質問があればLINEで聞いてもらえると嬉しいです。

年利10%を超えるグラフを見せられたけど、ホント?

A.ウソかもしれないし、ホントかもしれない

ロイヤルロンドンはIFAが運用指図を行うという性格上、保険会社によるシミュレーションが存在しません。
ですので、すべてのグラフは「エクセルで好きな数字を入れて作った」類のものです。

投資対象自体は詐欺商品ではありませんので、うまく行けば10%を超える運用を出し続ける可能性もありますが、同じように10%を超えるマイナスを出し続ける可能性もあります。
IFAの過去の実績を見て判断するしかないでしょう。

とくに、2010年以降は米国の株式市場が絶好調なので、どこも素晴らしい成績になりがちです。
可能であれば2010年以前の運用成績や、リーマンショック前後の運用成績も参考にしたいですね。

ボーナスがあるから得、って聞いたけどホント?

A.ウソです。

確かに初期口座ボーナスなど、いくつかのボーナスがあります。
もちろんボーナスとして口座残高にお金が増えるのは間違いないのですが、そのボーナスは手数料を少し打ち消すという程度のものです。

拠出金額を少し増やすとボーナスが増える、というラインの場合は増やしても良いとは思います。
それは、ボーナスが増えたおかげで手数料が少し帰ってくる、というくらいに捉えてください。

たまにボーナスのために最初の2年間はたくさん拠出して、そこからは減らそう、という話があります。
確かにボーナス額は増えますが、どう計算しても手数料のほうが高いのは間違いありません。
なぜなら、最初の2年間の拠出金額が「初期口座」と呼ばれ、手数料がそれを元に算出されるからです。
最初だけ多めに拠出する、というのは、手数料率を大幅に増やしてしまうことにほかなりません。

※手数料については、この記事の別の項目でより詳しく解説しています。

最初の2年だけ頑張って払えば、あとは減額しても利息で増えていくってホント?

A.はい、これは完全にウソです。騙されてます。

他のオフショア投資の契約も全てそうですが、途中での条件変更は利回りの大幅な低下を招きます。
しかも、最初の2年間の支払いに対しては高い手数料がかかるという商品ですので、最初の2年だけ支払うのは手数料を払いに行っているようなものです。

もしそんな契約をしてしまえば、確実にあなたの資産はどんどん減っていきます。
それはロイヤルロンドンという商品が悪いのではなく、商品の説明をよく読まずに契約した人が悪いのですが、、、ロイヤルロンドンは詐欺、という話はこういうところからでて来ますね。
どんなに良い投資商品でも悪徳業者から変な契約で買ってしまうと、良い結果にはなりません。

「減額せずにずっと払い続ける」
契約当初から、積立完了の予定日までコンスタントに積立を行うことが、大原則です。
これだけは覚えておいてください。

既にそういう条件で契約してしまった!という方は相談ください、できる策を一緒に考えていきましょう。

手数料が高すぎてプラスになるはずがないって聞いたけどホント?(手数料について)

A.手数料は高いですが、プラスにならないほどではありません

確かに手数料は高いです。
初期口座に対して6%と、更に1.5%程度の手数料がかかります。
合計7.5%もかかるのであれば、年利10%を実現したとしても殆どプラスにならないじゃないか。
そう思っている人はいますが、これは誤解です。

初期口座というのは例えば20年契約の場合は当初の2年間です。
なので、2年目までの手数料率は7.5%で間違いありません。

でも、4年目には、初期口座は全体の資産総額の50%になっていますよね。
例えば、毎年100万円の積立契約の場合は初期口座は200万円です。そして、積立金総額は400万円です。
このときの手数料は、200万円に対して6%と、全体に対して1.5%となります。
200万円に対して6%というのは、400万円に対する3%ですよね。
ですので、4年目の手数料率は4.5%です。

同じ考え方で、10年目の手数料率は2.7%、20年目の手数料率は2.1%です。
確かにインデックス投資などと比較して手数料2%超というのは高い部類に入ると思います。
それでも、インデックスを上回る投資成績を狙う専用運用をこの手数料で得られると考えると、そこまで悪いとは思いません。
この手数料差し引き後の年利で10%超えを狙うのがファンドリンク型生命保険です。
(それを「怖い」と感じるのであれば貯蓄型生命保険がおすすめです)

25年契約じゃないと契約できないってホント?

A.ウソです。そんな事ありません。

5年から30年まで、5年刻みで契約期間を選ぶことができます。
ただ、手数料体系が上で説明したとおり、初期口座に対して6%となっているため、長期契約のほうが手数料率が下がるというのは事実です。
正直、5年や10年の契約だとしたら別の商品のほうが良いと思います。

長期契約しか契約できない、というのは完全にウソです。
そういう話をする紹介者やIFAから契約しないように注意しましょう。

ロイヤルロンドンくらいしか日本人が契約できるオフショア投資はないってホント?

A. ウソです。他にも契約可能商品はあります。

このブログを読んでいただいている方であれば、他にもオプションがあることをご存知だとは思います。

「海外の会社に対する金融庁の締め付けが厳しくなってきており、今契約可能な商品はロイヤルロンドンしか有りません」
のような話をするIFAや紹介者がいるようですが、全くそんな事はありません。
確かに金融庁の締め付けが厳しくなった時期はありますし、現在契約できなくなった商品もあります。
しかし、それ以外にも貯蓄型生命保険、ファンドリンク型生命保険など契約可能な商品は多々あります。

そういう話をしている業者は「彼らが取り扱い可能な商品がそれしかない(それしか知らない)」「他の商品の存在を隠したい」ということだと思いますので、どちらにせよ関わらないのがベターかと思います。

契約して数年、マイナスだから解約したい

A. 内容による

こういう相談は、契約内容を実際に見てから判断することになります。

契約してからの5年間くらいは、手数料が高いという仕組みになっているためどうしてもマイナスになってしまいがちです。
運用はある程度しっかりとされているのであれば、5年経過後あたりからプラスが増えていき、最終的には大きくプラスになっているはずです。
優良IFAによる契約でも、契約当初の数年間のマイナスは仕組み上避けられません。
自身をもって、続けましょう!とお伝えできるケースです。

それを踏まえてもマイナスになっているケースもあります。運用が悪いケースですね。
この場合はIFAを移管して、より良い運用ができる会社で運用を継続するのがベターかなと思います。
RL360という商品が悪いのではなく、その運用を行っているIFAが悪いのだとお伝えさせていただくのですが、それでもこの商品はもう信用できないとして解約意向となるケースもありますね・・・。とても残念です。
運用の良いIFAに移管して、辛抱強く続けていけばプラスに転じることができます。

一番悪いケースが、契約後2年経ったあとなどに減額や拠出の停止をしているというケースです。
他のオフショア投資の契約も全てそうですが、途中での条件変更は利回りの大幅な低下を招きます。
止めていた分を再度支払いを行い、運用力のあるIFAで運用を行うのがベターではありますが、拠出金額に無理のある金額を設定するなどしている場合はそのたびにベターな選択肢を考えていくことになります。

どのようなケースでも、相談に乗ったりIFAを紹介することは可能ですので、ぜひご連絡ください。

ロイヤルロンドン(RL360)はこんな人におすすめ

ロイヤルロンドンを始めとするファンドリンク型生命保険は上で見てきたように商品設計自体が複雑で、きちんと把握せずに契約してしまうと失敗することもあります。
複雑な商品をすべて理解するのは大変でも、「積立を始めたら最後まで減額せずに払い続ける」ということだけは守ってください。

ロイヤルロンドンは年利で言うと8%以上を減らうハイリスク・ハイリターン投資だと私は考えています。
年利10%も夢ではありませんし、実際にそのくらいで運用をしている人もいます。
しかし、IFAの運用力によっては、きちんと支払いを続けていてもマイナスになる方もいます。
もちろん、途中で払込を停止したり、減額したケースではマイナスになります。

それに対して、貯蓄型生命保険は元本保証あり、年利4~7%という商品ですので、こちらだとマイナスリスク無く資産運用が可能です。
また、S&P500などのインデックス投資は年利5~7%程度を狙い、少々のマイナスリスクが有るという商品です。

ですので、リスクとリターンでいうと、

貯蓄型生命保険 < インデックス投資 < ファンドリンク型生命保険(ロイヤルロンドンなど)

という順にリスクとリターンが大きくなります。
あとはあなた自身の投資の目標金額に対してどのくらいのリスクを取るべきなのか、また、リスク許容度はどれくらいなのか、を考えてどの商品を選択するか選んでいくようなものだと思います。
私は貯蓄型生命保険とファンドリンク型生命保険の両方を同じくらい契約しています。
これは、私自身がリスク許容度が高めであり、そして30年以上の長期運用を考えているからです。

  • 年利10%を超える運用をして、できるだけ多くの資産を作りたい
  • マイナスにならない投資をして着実な老後を準備したい

という、相反する思いをそれぞれ別の商品に乗っけているイメージですね。
海外オフショア投資も、ETFも、様々な資産に分散させたポートフォリオで未来を作っています。

ロイヤルロンドンまとめ

この記事ではロイヤルロンドンにまつわる噂や評判について、海外投資研究家としての私自身の考えを書きました。
なぜこんな記事を書いているのかと言うと、少しでも多くの人が騙されたりせずに着実に資産を増やしてほしいと思うからです。
騙そうと思っている人もいれば、ただ知識がないだけの業者もいるとは思いますが、あなたの未来を任せる人としてはどちらも不適切なのではないでしょうか。
もちろん最終的な決断はご自身の責任ですが、正しい情報で、リスクとリターンを認識した上で判断できなければ良い結果にはならないでしょう。

ここに書かれていること以外の質問などあれば、是非ご連絡もらえると嬉しいです!
相談してくださる方のおかげで、どんどんお伝えしたいことが増えていき、コンテンツにできています。
その他、ロイヤルロンドンについてでも、未来への備え方などでも、どんなことでも相談いただければお答えしますので、LINEかメールでご連絡いただければと思います。

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2月 6, 2020

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