この記事にたどり着いたあなたはオフショア保険(海外の生命保険など)について興味があるが、怪しいという話も多く聞こえてくるので心配になって情報収集をしている方が多いのではないでしょうか。
確かにオフショア保険で損をしたという話はよく聞きますし、詐欺だ、と書かれているブログ記事を読むこともよくあります。
実際に、海外の投資商品を販売している人の中には詐欺のような業者がいることは否めません。
仮想通貨界隈もそうでしたが、「よく分からないけど凄そう」なところには怪しい人もたくさん参入してきます。
海外で売られている投資商品自体は世界中の人に広く受け入れられており、もちろん顧客満足度も高いために各保険会社は上場して格付けも高くなっています。
何故怪しいイメージがあるのか、どんなところの注意をしたほうがいいのか。
この記事ではそのあたりのことをできるだけお伝えしようと思います。
目次
大前提:香港(海外)=危険ではない
まず最初にはっきり申し上げておきたいのが、海外の商品イコール危険、というのは正しくありません。
日本国外で売られている大多数の商品は至極まっとうな商品です。
ただし、日本よりもハイリスク・ハイリターンの商品も販売されており、商品の幅が広いと考えてもらえれば正しいと思います。
ただ、海外のことってよくわからないですよね。
例えば不動産のファンドでイメージしてみてほしいのですが、「東京○○区のマンション投資」と「カンボジアプノンペン○○地区のマンション投資」と聞いた場合に実際にどんな不動産なのか、どんな街なのか、市民の交通手段は何を使っていて、生活に便利な立地なのかどうか、デベロッパーの体力はどのくらいあるのか、などなど、そういうことの事前知識として知っている情報量が全然違ってくると思います。
そうなると、本当は良くない立地だけれども「経済成長中の激アツカンボジア投資」ということで購入したけれども結局価格が下落して損をしてしまう、という事が起こるのです。
そのような情報の非対称性が存在するので、正しい情報を知ることは重要です。
オフショア投資で損をした事例
よろしくない代理店や紹介者は商品のデメリットを隠したり、場合によっては正しくない情報を伝えることもあるようです。
ここからは「本当は良い商品なのに、正しくない情報のせいで損をしてしまった」という事例を紹介します。
積立期間内の金額変更をしても大丈夫、って本当?
事例として数が多いのが積立期間内の金額変更。
こんなやり取りは要注意です。

一見お得に聞こえるのですが、一部嘘が隠されています。
商品によって細かいところは異なりますが、本来は以下のようなことも伝えてもらうべきです。
- どの商品も途中減額をすると利回りが下がるように設計されています
- 積立金額の減額は2年経たずとも可能です。
- どうしても支払えない場合は減額ではなく一時停止という手もあります。
いちばん重要なことは、どの商品も途中減額をすると利回りが下がるように設計されている、ということです。
どんな商品でも、初めに決めたプランを最後まで継続しない場合は、ボーナスなど諸々を考慮しても間違いなくパフォーマンスが落ちます。
損しない、とか、大丈夫、とか聞いても間違いなく最後まで続けるよりも損をする結果になります。
なので、上の例でA子が話している内容で契約すると損すること間違いなしです。
そして、どうしても積立を減額しなければならないことになった場合は、商品にもよりますが途中減額の他に積立の一時休止なども選ぶことができます。
上述の通り利回り低下を招くので基本的にはプラン変更は避けたいのですが、どうしてもというときはIFAやFPなど紹介者に相談できるようにしておくことも重要です。
利回りがマイナスになので早期解約したらさらにお金が減るってどうなってるんですか?
こういう話もよく聞きます。



これは一概に紹介者が悪いとは言えないケースなのですが、基本的にどんな商品でも早期解約は利回りが低下します。
オフショア生命保険にはハイリスク・ハイリターンのファンドリンク型の商品と、ローリスク・ミドルリターンの貯蓄型の商品があります。どちらも積立を始めたばかりの数年間はマイナスになるのですが、ファンドリンク型商品の場合は最後までマイナスになることもあり、早期解約による損切りを考えたほうがいい場合もあり、ケースバイケースです。
貯蓄型生命保険の場合は間違いなく続けていればプラスになりますので、解約せずに続けるのがベストです。(変な契約の場合はその限りではありませんので、相談してください)
お金を払い続けているのに連絡がとれません、これは詐欺ですか?

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(数年後)



こういうケースもあります。
中には本当に詐欺だったということもあるのですが、そうではないことも多いです。
海外の生命保険は保険会社から直接購入するのではなく、IFAと呼ばれる代理店を通さないと購入できないようになっています。
そして、基本的には契約後の情報の変更や解約の申し出などはすべてIFAを通して行うこととなります。
このIFAと連絡がつかなくなってしまった場合がこちらのケースに該当します。
香港にあるIFAには大手企業から一人企業まで様々なIFAがございます。
規模が小さいIFAの中には数年で廃業してしまうところや、契約した後は放置してしまうところなどもあるそうです。
私も香港の信頼のできる大手IFA様とだけお付き合いをさせていただいておりますが、IFA選びも重要になってきます。
もしもIFAと連絡が取れなくなったとしても、お金がなくなるわけではありません。
資産はすべてIFAではなく保険会社(または信託会社、ファンドなどのこともありますが保険会社管理下です)にあるため、保険会社に対して連絡すれば問題ありません。
別のIFAに相談することもできると思います。
本当に困っているというケースであれば相談していただければどうにかできるところにお繋ぎできるかも知れないので連絡ください。
IFAが廃業するときに顧客を別のIFAに引き継ぐか、その後でもきちんと対応してもらえるようなところと契約するのが良いですね。
例えば、IFAやFPという仕事以外にも別の本業がある方などは偽名の可能性も低く、消えてしまうリスクも少ないでしょう。
まとめ:オフショア投資は基本的には怪しくないが見極めは大事
オフショア投資がそのまま怪しいというイメージになっているとしたらそれはとても残念です。
大多数の商品自体は素晴らしいものであり、世界中の方が活用しています。
しかし、正しい情報を得ることが難しく、この記事で紹介したような残念な結果となっていることが多いのも事実。
詐欺の案件、自分の利益しか考えていないIFAや、正しい情報を隠すIFAを見極めるのも重要になってきます。
正しい情報で損をせずに幸せな投資ができる人が増えるよう、引き続き情報収集を行っていきます。
これってどうなの?という事例があればご連絡いただければ私が知る限りの回答をさせていただきます。