こんにちは、昨今の米国株安と円高は目を見張るものがありますね。
私は「投資は10年以上先を見据えて長期的に取り組むもの」と考えておりますのであまりトレンドの話をすることはないのですが、今回はその長期投資にも影響が出ているので久しぶりに記事を書いてみます。
目次
下落相場で生きてくるオフショアの意義
オフショア投資は一部のハイリスク型(ファンドリンク型と呼ばれるRL360やフレンズプロビデントなど)を除いて元本保証が仕組みとして備わっているものが多いです。
その中でも貯蓄型生命保険は株式相場が下落しても短期変動は吸収するという面白い商品。
目標達成率は102%と、この不況下でもしっかりと目標の利回りを達成しています。
この安定感がオフショア投資の醍醐味ですよね。
オフショア投資で考えたい円安の影響
オフショア投資は文字通り日本の外、つまり海外に資産を移動させる投資方法です。
資産運用はドルで行われることがほとんどであり、貯蓄型生命保険などメジャーな海外オフショア投資はドル建てで拠出を行います。
そうなると毎月の支払額が増えてしまうんですね。
例えば、毎月1000ドルの積立をしていた場合、1ドル110円であれば毎月110,000円です。
これが為替レートが1ドル140円になると毎月140,000円となります。
そうなると拠出が辛くなってしまう人もいるでしょう。
ちなみに私も未だにオフショア投資に拠出を続けていますし、米国株投資も行っているのでどんどんドルで積み立てています。
毎月の積立額はたしかにかなり増えています。
円安でも積立を続けたほうが良いと考える3つの理由
この円安下において積立を継続するのが大変という問い合わせも頂いていますが、積立を継続したほうが良いと毎回お答えしています。
その理由は下記の3点です。
長期的に円は安くなる可能性が高いから
長期的に円は安くなる可能性が高いというのが一つの理由です。
今も十分円安ですが、10年後、20年後を考えるとさらなる円安になってもおかしくないのではないでしょうか。
通貨の価値というのは、その通貨の国力をある程度反映しているものです。
少子高齢化で人口が減っていく国の通貨と、先進国で唯一人口が増え続けていく国の通貨、どちらのほうが将来価値は高まるのでしょうか。
そう考えると数十年という長いスパンで考えれば1ドル170円、200円などの円安になる可能性もあると考えています。
長期的により円安になるのであれば、今積み立てている資産はさらなる円安で更に増えることになります。
そういう未来のための一つのヘッジとして、ドル建ての資産を着実に構築していくことは重要だと思います。
為替は短期的には上下に変動するから
もう一つの理由が、為替は数年スパンでは変動するものと考えているからです。
今回の円安はそこまで長くは続かずに、例えば2,3年後にはまた円高方面に動いているのではないかと思います。
そして、その数年単位の円安・円高は予測することが非常に困難です。
そうであれば、例えば5年や10年というスパンで積み立てることによって、ドルの取得価格を平準化することができます。
円安のときには支払いが増えますが、円高のときには減ります。5年や10年と言う契約の中では、そのどちらもを経験する可能性が大きいでしょう。
ですので、円安だからといって当初の計画を中ウダンせずに、円安の時期もあれば円高の時期もあるとして継続することで最終的にドルの取得価格を平準化するというのが戦略として最も賢いと思います。
これらの理由により私自身も減額せずに当初の積み立てを計画通り続けています。
どちらに為替が転んでも良いためのリスクヘッジ
そして最後に「日本人だから」という理由。
これは何かというと、大多数の人にとっての収入は日本円ベースだということです。
もちろん今は海外在住でそうではない方も多くいらっしゃるかとは思いますが、いつか帰国後に働く場合や年金をもらうときには円を受け取ることになります。
もし将来的に日本円がすごく強くなり、1ドル80円などの円高水準になったとしたら、そのときは日本人であることの強みを活かして日本円を手に入れることができます。
ただ、その可能性は個人的にはあまり高くないとは思います。
円とドルどちらか一方だけにすべてを賭けてしまうのはリスクが高いと考えますが、
今ある資産の多くはドルで保有して、将来の収入は円で得るオプションも持っている、これは最高のリスクヘッジです。
為替がどちらに転んだとしても致命傷にはならないですからね。
ちなみに私も資産の9割程をドル建てのオフショア投資等で持っておりますが、これは将来はどちらかといえば日本円が弱くなると考えているが、今後日本で働くこともできるという両建ての考え方に基づいています。
円安に打ち勝つキャンペーン実施中
貯蓄型生命保険、オフショア年金プランでは円安に打ち勝つキャンペーンを実施しています。(2022年9月まで)
実は今安くなっているのは円だけではありません。
ドルが一人勝ちしているような状態であり、日本以外の国々の投資家にとっても同じ問題が発生しています。
保険料の2~6%を還元するキャンペーンを実施しており、この機会に申し込むのもありかもしれません。
長期投資は15年で2倍、25年で4倍といった未来を見据えて行うものです。
25年後の4倍と考えたら、20%ほど為替が不利だとしてもやらないよりもやったほうが良いのは間違いないです。
為替の乱高下にどう対策するのか、より詳しく個々人のケースに合ったお話も可能ですので希望の方はLINEいただければと思います。
円安だからといって当初の計画を中断して、結果として10年後に後悔する人を減らしたいのでこのトピックは無料で相談受け付けています。